序破急

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』をはじめとした庵野秀明作品のファンサイト

庵野秀明はバージョン番号を付けるのが好きなのかも知れない

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版特装版DVDはまだ届いていないのだけれど、作品の再調整・アップデートに伴って『EVANGELION:1.01』にバージョンアップしたことに関して、ふと思ったことがある。

自分が知っている範囲では、テレビや劇場で公開した作品に手を加えたとしても、それを作品タイトルに反映するなどといった例は、見たことがない。テレビアニメの本放送時からソフト化までに手直しをするのは日常茶飯事らしいが、それにも関わらず明示はほとんどされていないと思う。

しかし、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では、そこをあえて、英文タイトルのバージョン番号を上げることによって明確に表している。ここからは個人的な予想になってしまうのだが、もしかしたら庵野秀明氏は、内容が変わったことを示すバージョン番号を付けるのが好きなのではないだろうか。

ただ、予想するにあたっての過去の事例が、2例と少ない。しかも両方、庵野氏が主宰する同人サークル「ハッピー興行新社」が発行した、同人誌のタイトルである。

  • 鶴田謙二作品全集 壱 + 零.弐 (1994年発行)
  • 楽勝! ハイパードール 6.1 (2007年発行)

それぞれ、発行時には事情があって収録できなかった作品等を後から追加し、改めて発行したもので、前者は1992年発行の『鶴田謙二作品全集 壱』の補強版、後者は2006年発行の『楽勝! ハイパードール 6』の補強版となっている。バージョン番号を上げることによって、内容が変わっていることを示しているのだ。

たったの2例だけを挙げて、「バージョン番号を付けるのが好きなのかも」と書いてしまうのは安易かも知れないが、ただの思いつきで『EVANGELION:1.01』とバージョン番号を付けたのではない、ということは分かる。また、後からいくらでも手を加えて万全に近づけたり、それをきちんと明示したりする、アニメ作品に限らず、もの作りへの真摯な姿勢も見て取れる気がする。

たった「0.01」しか上がらなかったバージョン番号だが、今後予想されるBlu-ray Discでの発売時には、さらにバージョンが上がると思う。勿論、それをまたファンは買わなければいけないし、バージョン「1.01」であるDVDも買えるうちに買っておいて、併せてチェックしなければならない。映画公開前も公開後も、そしてソフト化後も色々な意味で振り回される、『ヱヴァンゲリヲン』ファンの辛いところである(笑)。

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新宿ロフトプラスワンのイベント「岡田斗司夫の『遺言』第五章」に行ってきた

  • 2008年04月16日
  • カテゴリー: 雑記

新宿ロフトプラスワンのイベント告知看板

4月14日に新宿ロフトプラスワンで開催されたトークイベント「岡田斗司夫の『遺言』第五章」に行ってきた。チケットが買えなかったり、予定が合わなかったりで以前行った「第二章」からずいぶん間が空いてしまった。今回のメインテーマは『ふしぎの海のナディア』制作時のエピソード。

前回は時間に遅れてしまったため、今日は早く行こうと30分前に到着したものの、既に店内はほぼ満員。あまり良い席とは言えないようなところからのトーク観賞となった。

トークを聴きながら取ったメモを元にして、全体の流れと発言を箇条書きで紹介。テープ起こしと違って、発言そのままを引用できないため、趣旨は同じでも口調などは大きく異なる場合がある。また、メモと記憶を頼りに書いているため、事実誤認、抜けている部分があるかも知れないがご容赦を。

なお、14日は岡田氏ゲストの「徹子の部屋」収録の日でもあったため、トークの一部で触れられた。

トークイベント開始
  • 『王立宇宙軍』制作時に、山賀博之と「映画はどれぐらいの長さがちょうど良いか」という話になった。
  • 山賀の考えでは「2時間20分」。法則があるわけではないが2時間半を超えると、楽しいことでも別のものが発動する気がするから。
  • 「遺言」シリーズのトークが長すぎるという話。
「徹子の部屋」収録について(1)
  • 「怖い部屋でしたよ(笑)」。黒柳徹子のマイペース具合が怖くてしょうがない。
  • 黒柳自体がダイエットに興味津々。岡田が「徹子の部屋」に行ったというより「レコーディング・ダイエット」についておばちゃんに説明しに行った感じ。
創聖のアクエリオン DVD-BOX『創聖のアクエリオン』について
  • 「寅さん」(『男はつらいよ』)という映画を観たことがない。テレビでやっていて観たら、15分が限界。「『アクエリオン』を3週観た方がいい」。ここから突然『創聖のアクエリオン』の話に。
  • 「『アクエリオン』、すごいバカですね!(笑)」。『アクエリオン』はパチンコで知った。
  • 絵に魅力がない。キャラクターデザインが残念。最終回まで主人公を好きになれない珍しいアニメ。
ふしぎの海のナディア (1)『ふしぎの海のナディア』の企画初期
  • 『ナディア』はガイナックスクーデター事件。
  • 当時のガイナックス取締役、副社長の井上博明がNHKとタックで貞本義行監督作品を作ろうとした。
  • なぜ貞本かは、下の人間は絵が上手い人間の言うことを聞くから。
  • 「山賀はでかいことばっかり言って何もやらない」、すぐに新潟に帰ってしまう。
  • 井上が考えた『ナディア』は「貞本にやらせたい」、「NHKでアニメをやりたい」。貞本・前田真宏、2人の天才を持ってくればいいだろう。
  • プロデューサーには2種類ある。西崎義展などは内容に深く関わる。井上、武田康廣などは内容にあまり関与しない。
  • 貞本・前田は当時、自分のイメージを打ち出せないでいた。「山賀・庵野・赤井といった怪物3人を目の当たりにしていたから仕方がない」。
  • NHK側が出してきたプロットに文句を言うが、ではどうすればいいかは分からない。
  • 「サラリーマンプロデューサーはいない」。安全なことしか考えていないやつなんていない。どんなに安全なことしか考えていないように見えても、何か野望を持っている。
  • NHKのプロットを見た岡田が「宮崎アニメのパクリじゃないですか!」と言ったら、NHKのおじいさんプロデューサーが泡を吹いて倒れ、入院した。
  • おじいさんプロデューサーはNHKの良い子のアニメにはしたくなかった。だからガイナックスと組んだ。しかし、ガイナックスだけではあまりにも危険なので『タッチ』を作ったグループタックと組ませる。
  • プロデューサーはフレーミングで考える。
  • 『王立』のガイナックスと『タッチ』のタックを組み合わせる。
  • 『ナディア』の2年前ぐらいに、日本と韓国の間に、ある取引があった。その中に、アニメの作り方を教えますよというものがあった。
  • NHKとの契約上、動画・仕上げ・撮影をすべて韓国のスタジオにやらせなければいけないというものがあった。岡田はタック、東宝から「国会で決まった」と言われた。「『バカボン』の台詞じゃないんだから!」
  • 興味のある人は、『ナディア』が始まる2年前ぐらいを調べてみるといい。スタジオの名前は「世映動画」。
  • 当時の韓国のスタジオのクオリティにはムラがあった。
  • 韓国のスタジオから、仕上がったものが宅急便で届く。その袋が濡れていて、開けるとキムチが入っていて漏れていた。
  • キムチはやめてくれと言ったら、今度はラーメンに。本当は食品を宅急便などで送ってはいけない。
  • 当時、韓国からの拳銃、麻薬の密輸が問題になっていたため、宅急便が届くのが怖かった。
  • 『王立』、『トップ!』と違い、ガイナックスで好き放題できない。監督予定だった貞本が難色を示したのは、そういった理由から。
  • 毎週ニフティサーブを見て、「ガイナが手を抜いたって言うなよー」などと言っていた。せめて元請けの東宝と書いて欲しかった。一番分かりやすいガイナックスが文句を言われる。「そんなもの毎週見なければいいんですけどね」。
  • クーデターの決着のため、井上にプロデューサーを降りてもらった。しかしそこで岡田がプロデューサーとして入るとシャレにならないので、制作進行だった村濱章司に入ってもらった。
  • 井上のあとに岡田が入ると、まるで作品を取り上げたように見える。岡田は社長だったのにクレジットがないのは、そういった理由から。
  • 村濱のプロデューサー起用は三段階特進。山賀の監督デビューのようなもの。
  • 『王立』の山賀サポート体制のように、村濱サポート体制に。
  • 『ナディア』の裏テーマは村濱をいかにプロデューサーとして育てるか、ガイナックスという会社の大幅な組み換え。
  • 岡田はプロデューサーとして山賀と『王立』をやって、庵野と『トップをねらえ!』をやって、正直、庵野と『ナディア』はやりたくなかった(やらなくてもよかった)。
  • 貞本が監督することに対して「別にいいんじゃないか」、その後降板して庵野がやると言った時に「じゃあやってくれ」。当時の岡田に、現在の岡田が言いたいことは、部下に好き放題やらせているのではなく、無責任であるということ。
  • NHKの案は庵野が気に入らない。岡田も気に入らない。誰も気に入らない。平凡なのは普遍性があって悪くはなく、アイディアを乗せていけば面白くなるが、NHKのは面白いアイディアもない。
  • 貞本、岡田がキャラクターを考えている時に「どうやれば日本人を入れられるか? 」を考えた。カタカナの名前ばかりで、どんどん浮世離れしてしまうため。
  • 『トップ!』に実在の商品名を出したり、戦艦内に日常の風景があるのと同じ。
  • しかし庵野は、『タイムボカン』シリーズに近づけることしか考えていない。
  • パリ万博に薩摩藩が出展していた。それに来ていた日本人の少年剣士を出そうと思った。マリーの位置。
  • 少年剣士は貞本も気に入っていたが、庵野が没に。
  • 岡田・貞本・前田の3人は窓際に。「俺たちのアイディアの方がいいのになぁ」などとふてくされていた。
  • 国力 = 艦だった時代に、超兵器を登場させる。しかし超兵器を出すとそこで終わってしまう。通常兵器でも対抗できる穴を作らないといけない。
『ナディア』について
  • 庵野、今川泰宏などの世代はチェス型。はじめに無駄と思われるキャラクターを出せない。後半、チェスの駒がどんどん減っていく。
  • 昨日『ナディア』を観返したら、後半グランディスが「どうなってんだい、これは」などしか言わない。
  • 前田の悪口「ネモ船長なんてクジラしか友だちがいないんですよ」が採用された。窓際はアイディアが採用されないが、冗談は採用されてしまった。
  • DVDを再生しながら「イベントごとにツタヤで借りてくるのに飽きて、(『ナディア』の)BOX買いましたよ」。
  • 第7話、バベルの塔の回、ガーゴイルは働きすぎ。内輪のパーティーでも演説し、ナディアも自分で尋問。敵側にガーゴイル以外に魅力的なキャラがいない。「部下を誰も信用していないんじゃないか」。
  • 人造オリハルコンのメカデザインに火焔式土器をさりげなく入れるのが前田のすごいところ。さりげなく知っているものを入れる。
  • 12年の歳月、経費を掛けたバベルの塔が破壊されてもガーゴイルは悔しがらないのは、絶対性を保つため。旧日本軍と同じ。
ブルーウォーター、ネオアトランティスについて(1)
  • 庵野にブルーウォーターの設定を頼まれた。NHKの案では『天空の城ラピュタ』の飛行石。
  • SFとして新しいことをやりたい。知識、プログラム、概念が実体化したものを考えた。ソフトウェアであって、ハードウェア。
  • 魔法的科学の産物なので、何をやっても大丈夫。
  • ガイナックスのホワイトボードに各話のプロットが書かれていた。バベルの塔は岡田の担当。
  • 大昔にレーザー砲を作る理由は、100光年離れたネオアトランティスの母星との通信手段だから。
  • ブルーウォーターは全人類の記録、30億年の歴史、あらゆる生物の感情などを持ち、質量、エネルギーを持ってしまったプログラム。それほどの情報がなければ、情報が物質化しない。
『ナディア』最終回について(1)
  • 『ナディア』の窓際版最終回を考えた。伏線はバベルの塔の回。
  • いかにしてガーゴイルを救うか。ナディア、ジャン、ネモなどは絶対に救われる。ガーゴイルの魂の救済を描きたい。
  • 実際の最終回はキャラクターショーになっている。でも「それが面白い」、「庵野はあの不利な状況からよく作った」。
  • 最終回(39話)をDVDで流す。
  • 奇跡のインフレ現象。「ナディアの心は永遠に戻らない」と言っておきながら、「制御装置を壊せば~」、さりげなく条件付け、ハードルが低くなっていく。“台詞力”。
  • 「制御装置を壊せば~」で、ネオがそこまで歩いていけるかの話になっている。“演出力”、“キャラクターの力”。
  • ガイナックス作品で「奇跡」と出てくると、次に何か起こる。『日本沈没』でも奇跡と言ったあと、5分後ぐらいに奇跡が起きた。
  • ネオの爆発シーンは作画センスが良い。爆発直前、目を開けるのが良い。閉じているとキャラが消えた、フェードアウトしただけ。開けていると残酷で、取り返しのつかないことになったと感じる。
  • ジャンの台詞「~きっとN-ノーチラス号が助けてくれるよ!」は他力本願。それにナディアが「ジャン…」とか言っちゃうのが「恋する乙女のバカなところ」
  • ガーゴイルが人間だということが発覚するシーン、「早く言えよ!」。「12年前に言っていれば、この事件は起きなかった」、「庵野そりゃないよ!」と言いたい気持ちを、共有したい。
  • 最終回を観るたびに「早く言えよ!」と言って欲しい。
  • ガーゴイルが塩の柱になったシーンを見て、岡田は「成仏しちゃった……」。
  • 「よく考えるとツッコミどころが多い」。黒澤明的シナリオの書き方、脚本家が複数いるとツッコミどころもなくなる。
  • N-ノーチラス号に残るのがネモ船長じゃなくてもいい。
  • ブリッジに要らない人が多い。じいさんとか。
  • 『トップ!』のタカヤ艦長が死ぬのも同じ。艦長は艦と共に、というのは19世紀的考え方。艦長という情報が集中している人が生き残るべき。
『ナディア』もうひとつのエンディング
  • 窓際班が考えたもうひとつのエンディングがあった。
  • ジャンは科学者になり、世界初の単独大西洋横断をする。ナディアはニューヨークタイムズの記者に。横断したジャンをニューヨークでナディアが迎える。
  • その後、1945年。老夫婦となったジャンとナディアがパリでラジオを聴いていて、日本に原爆が落とされたことを知り、人類が一歩ガーゴイル、ネオアトランティスに近づいたことを悟る。科学を信じられなくなる。
  • ナディアが「あれはできたの?」とジャンに聞く。そこで2人は若い頃の姿に戻って、ジャンの作ったロケットで宇宙に行く。
  • 実はのちの『おたくのビデオ』のプロトタイプ。
ブルーウォーター、ネオアトランティスについて(2)
スコラ学派の「神の存在証明」などの話があったが非常にややこしく、上手くメモできなかったので割愛。
  • ブルーウォーターは人類全体の記録で、それを再生できる。人類映画と呼んでいた。だからネオアトランティスが欲しがった。
  • なぜアトランティス星から来た神が人間を作ったのか? 命が有限な人間を観察して、退屈しのぎにする。
  • ブルーウォーターという人類の記録を見て、退屈をしのぐ。録っていたビデオを観るのと同じ。
  • 虚構、嘘の世界を観察しているという意味では、アニメを観ていることと同じではないか? そういった壮大なことを『ナディア』という場を借りて、窓際班はやりたかった。
『ナディア』最終回について(2)
  • 「いまだにラストを観ると震える」。監督、作り手がどこまでキャラクターを愛せるか、信じられるか、心配できるかということを追求している。
  • 最終回は初号試写で拍手が起きた。「終われたよー」、「最終回間際には終われるのか? と不安があった」などの声。
  • 『ナディア』の最終回で伝えたいことは「この世界は大丈夫だ」ということ。観ている人に安全サインを出す。ジャンがナディアに「でもナディア、大丈夫だよ」という無責任な安心のさせ方。
  • キャラクターの方向をどんどん進める。黄色のスカートをひるがえしてパンツ丸見えで「あんた、バカぁ?」でハートをがっしり掴む。「ここまでは行けないよなぁ」と思いつつ、『新世紀エヴァンゲリオン』のあの回を観るたびに「庵野すげえなぁ」。
休憩時間
  • 22時で一旦休憩。「レジュメの1枚目が終わりましたねぇ」で爆笑と共に拍手が起きた。
  • ちらっとガイナックス制作で「テーマを持ったゲーム」といった話が出る。(『神罰』のことか?)
トーク再開
  • 客の一人と思われる人から、昔のゼネプロのカタログをもらい、喜ぶ岡田。
「徹子の部屋」収録について
  • 黒柳自体がレコーディングダイエットにハマっている。出版社からは「なるべく本の宣伝をしてくれ」と言われる。「あなた(黒柳徹子)は俺に何の興味もないの?」。
  • 岡田曰く「ディレクターが黒柳徹子なんですよ」。
  • 「接待のようだった。山ほど喋らせてもらった」、しかし「魂は寂しさを感じていた」。
  • 岡田出演の「徹子の部屋」は5月1日放送予定
  • 「『徹子の部屋』で面白かったことを語ってくれと言われても、徹子に『面白いことを言って』と言われるぐらい困る」、「面白いことなかったもん」、「あんなに営業トークしたことない……営業トークにもなってない」。
  • 将来「テレビに出る私」という本を書く予定。
  • テレビの最大の仕事は季節感を出すこと。
アニメを作ることについて
  • アダムとイブは知恵の実を食べて楽園を追放された。知恵をつけるということは、嘘をつくということ。アニメを作ることは嘘をつくことで、「楽園を追放されること」と同じ。
ぼくたちの洗脳社会『ぼくたちの洗脳社会』パート2について
  • 以前から岡田の著作第1弾『ぼくたちの洗脳社会』のパート2を書きたいと思っている。サブタイトルは『ミーニング・オブ・ライフ(人生の意味)』。(偶然にも予定されていた『神罰』の1作と同じ)
  • 「やる、やると言っておいて忘れていく、『蒼きウル』みたいなものになるのかなぁ」で会場に笑いが。
質疑応答
  • 『ナディア』劇場版について。「レジュメにも書いてない。忘れていた」。「『ナディア』劇場版は観たことがない。観たことがないガイナ作品は2つあって、『アップルシード』と『ナディア』劇場版」。
  • 観ていない理由は、初号試写時に赤井孝美に止められたため。「岡田さんが行くとややこしくなる」。
  • 赤井曰く「アニメファンは人生を知った方が良い」。それを聞いた岡田は 「怖くて、怖くて」。
  • ガイナックスは300万円で3,000万円ぐらいのものを作っていたので、たまには1,000円払って映画館に行って、損をしてもいい。
  • ナディアが記者をやっているなど、窓際班の最終話案を劇場版に持って行ったという話は聞いていた。
  • 『ナディア』劇場版は次回までに観る。「ついに観る日が来たか……」。
  • 『天元突破グレンラガン』は1話観てやめた。良い作品は何年経ってもセンサーに引っかかるので、別に放送時に観なくてもいい。『アクエリオン』もそうだった。
  • アニメ新作は観ていない。「『ゴルゴ13』が楽しみ」。
  • 『墓場鬼太郎』はちょっと面白かった。「しょこたんの歌、がんばりすぎ。しょこたんはいつもがんばりすぎ」。
  • 「遺言」シリーズでゼネプロの話が出てこないことについて。あまり面白い、ためになるような話がないから。
次回予告
  • 「岡田斗司夫の『遺言』第六章」は6月中旬に開催予定。「早く『遺言』を終わらせて、どうでもいいことを話す『寝言』をやりたい」。
  • 23時過ぎにイベント終了。
イベント会場の様子
新宿ロフトプラスワン 店内

以上。

前回よりも少しは上手くメモしていくつもりが、あまり上手くいかず、抜けてしまった内容もかなり多い。23時過ぎという比較的早めの時間に終わったのは、24時から別のイベントが入っていたため。店側からは「22時半には終わって欲しい」と言われていたそうだ。

これまでの「遺言」シリーズでは、岡田視点による作品のテーマについての話が中心だったと思うが、今回は『ナディア』の裏話が大半を占めていたように思う。特に『ナディア』プロデューサーの井上氏が降板するところから、村濱氏が制作進行から一気にプロデューサーデビューする辺りは、公式資料やアニメ雑誌などにはなかなか書けない、生々しい話だった。

前回か前々回からテープレコーダーを回して、トークを録音しているそうだ。「書籍化、同人誌化の予定は一切ない」と「第二章」の質疑応答で答えていたけれど、もしかしたら数年後にまとめられるのでは、と少し期待している。

まだまだ終わる気配がなさそうな「遺言」シリーズだが、次回の「岡田斗司夫の『遺言』第六章」は6月中旬に開催予定。具体的な日時は未定だが、そのうち新宿ロフトプラスワンのサイト岡田氏のブログで告知されると思う。

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「スタジオカラー・株式会社カラー まとめWiki」を設置

  • 2008年04月08日
  • カテゴリー: 雑記
スタジオカラー・株式会社カラー まとめWiki
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手前味噌のような告知で恐縮だが、「株式会社カラー」ならびに「スタジオカラー」の情報をまとめるWikiを設置してみた。WikiシステムにはPukiwikiを使用している。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』完結後もさまざまな場での活動が予想されるため、多くの情報をカバーするにはWikiの利用が一番良いと思い、設置した次第。

「まとめWiki」と銘打ったが、現状では全くと言っていいほどまとめられていない。とりあえず用意した項目としては以下の通り。

会社概要
カラーの会社概要
所属スタッフ
カラーに所属するスタッフ
仕事履歴
カラーが関わった仕事
作品
カラーが関わった作品
メモ
カラーやカラーのスタッフに関するちょっとしたメモ

なにぶんWikiの運営は初めてなもので右も左も分からないけれど、ご興味のある方は気軽に書き加えたり編集したりしていただけると嬉しい。

なお、管理している人間は同じだが、一応別サイト扱いにしている。

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第7回 東京アニメアワード表彰式に行ってきた - 『ヱヴァ新劇場版:序』がアニメーション オブ ザ イヤーを受賞

案内

「東京国際アニメフェア2008」にて開催された、第7回「東京アニメアワード表彰式」・第4回「功労賞顕彰式」に行ってきた。表彰式に行っただけで「東京国際アニメフェア」には入場していない。

式典会場は東京ビッグサイト会議棟1階のレセプションホール。開場は13時で、私は12時50分ごろに到着。予定の13時50分より少々遅れ、14時ごろに開式。まずは一般公募作品の表彰、次に商業作品のノミネート作品の表彰が行われた。

個人部門の監督賞は、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の庵野氏が受賞。もしかしたらと、ほんの僅かな希望を抱いてはいたが、予想通り庵野氏は欠席、代理としてプロデューサーの大月俊倫氏が出席していた。大月氏のコメントによると、庵野氏は『ヱヴァ新劇場版:破』の制作で忙しいそうだ。

会場でもらったパンフレットに受賞者のコメントが掲載されていた。さすがにこういったところには、建前上ちょっとしたコメントを寄せるだろうと思っていたが、甘かったようだ。庵野氏のコメントはたったひとこと

ありがとうございました。

「東京アニメアワード」パンフレット 受賞者コメント より

だけ。読んでいて、思わず吹き出しそうになってしまった。さすがは庵野秀明! 当然のことながら他の受賞者は、制作時の苦労や今後の抱負などを語っているため、庵野氏だけ妙に浮いていて、異彩を放っている。かつて『新世紀エヴァンゲリオン』が、96~98年の3年連続で月刊アニメージュの「アニメグランプリ」を受賞した際に寄せられたコメントも、同じようなひとことだったのを思い出す。

庵野秀明のコメント
「東京アニメアワード」パンフレット 庵野秀明のコメント

『ヱヴァ』四部作完結まで『ヱヴァ』関連の発言やイベント出演はしないという姿勢は、今回も貫かれている。それに、「まだ『ヱヴァ』は始まったばかりで、評価は四部作を最後まで観てからにして欲しい」とでも言わんばかりの、受賞に対する違和感の表明やちょっとした抵抗にも見えるところが実に庵野秀明らしく、非常に面白い!

掲載された写真も数年前のもの。新たに撮らせるつもりはないのか(笑)、あるいはそんな時間もないのか。“Be My Last”Blogに掲載されたものと同じで、他にもどこかで使われていた覚えがあるが、どこだっけ。

「アニメーション オブ ザ イヤー」受賞は映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』。こちらも総監督の庵野氏ではなく、大月氏が代理として受け取った。

パンフレットにも見開き1ページを使って作品紹介、大月氏のコメントが掲載されていた。

アニメーション オブ ザ イヤー: 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
「東京アニメアワード」パンフレット

賞状とトロフィーの授与は「東京国際アニメフェア」実行委員会 委員長の石原慎太郎氏が行った。大月氏と石原氏のツーショットというのも、先の磯氏と今石氏とはまた違った貴重さがありそうだ。

他のプレゼンターは賞状の文面を読んでから手渡したが、段取りを聞いていないのか、マイクに向かっては何も言わずに、受賞者にさっさと渡して終わってしまった。

授与後の、大月氏のコメントが印象的だった。

本当に歯を食いしばって頑張ったスタッフに最高のご褒美だと思います。

大月俊倫のコメント より

スタッフの頑張りについては、どの作品でもよく言及されることだと思うが、歯を食いしばってが付くことで特に、『ヱヴァ新劇場版』の現場の過酷さを物語っているような気がする。

ただ、今回の『ヱヴァ新劇場版:序』の「アニメーション オブ ザ イヤー」受賞は時期尚早だと感じる。まだ四部作は始まったばかりで、第1作目の「序」章だ。そして、全く新しい映像だったとも言えるが、逆に極論すれば旧作『新世紀エヴァンゲリオン』のTVシリーズ第1話~6話の“作り直し”に過ぎない、とも言えてしまう。まだ「序 」章ゆえに、今後どういった展開を見せるかも全く分からず、作り直しでもある作品に「アニメーション オブ ザ イヤー」などという最高の賞を与えてしまって、本当に良いのだろうか。作品の質的には全く問題はないと思うが、賞を受ける側も不本意だと思う。それが庵野氏の欠席や、異常なほど短いコメントにも表れている。

細かく見ていけば良い作品もたくさん作られたのかも知れないが、大局を見れば『エヴァンゲリオン』というタイトルを超える作品が、2007年には結果的に作られなかったことになる。『ヱヴァ新劇場版』制作にあたっての所信表明で、庵野氏が言い切った以下に引用した部分を連想せずにはいられない。

しかし、この12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした。

総監督庵野秀明 所信表明文 より

本来ならば、ファンとしては好きな作品に栄誉が与えられることを喜ぶべきなのだろうが、ここは少しひねくれたファンになってみようと思う。第2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、このような賞が与えられることがありませんように。最終的な評価は、四部作が完結してから。

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特別上映の決定で『ヱヴァ新劇場版:序』はますます自主制作っぽく見える

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版特装版DVD発売を記念して『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.01 YOU ARE (NOT) ALONE.』の特別上映決定が26日に発表された。上映が予定されている映画館は、東京のシネマスクエアとうきゅう、大阪のシネ・リーブル梅田。

今回の発表に関して、気になった部分を以下に引用。

本作はデジタル制作によるアニメーション映画で、画質調整は劇場におけるフィルム鑑賞を前提としています。

そのため、DVDソフト化に際しては35mmニュープリントからのHDテレシネ方式を採択し、
庵野秀明総監督の監修のもとに画・音を再調整いたしました。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」EVANGELION:1.01 YOU ARE (NOT) ALONE. 特装版DVD発売記念特別上映 より

従来の製作委員会方式を廃した、カラーが100%出資して作られた、いわば「自主制作映画」に近い形だった。総監督の庵野秀明氏も「自主制作」と明言している。

庵野 ヒットして集まるのは、やっぱりお金だね。『エヴァンゲリオン』だから100%自社出資で映画の自主制作ができる。それが他のタイトルだったらとてもできないでしょうね。『エヴァンゲリオン』というタイトルのありがたさです。

島本和彦・著『アオイホノオ』1巻 庵野秀明・島本和彦 対談 より

そして今回の、画・音の再調整を施したバージョンの特別上映、フィルム鑑賞を前提という書き方など、ますます「自主制作」っぽい。特別上映はフィルムを映画館に持ち込んで、人を集めて開く「上映会」みたいに見える。

フィルム鑑賞を前提にしているのであれば、今後も何かの機会に上映会を開くとか、ファン主催による上映イベントにフィルムを貸し出すとかして欲しいものだが、難しいかな。

キャストやスタッフによる舞台挨拶やトーク等がないか気になったので、問い合わせ先として提示されていたキングレコードに問い合わせてみた。

担当部署に確認いたしましたが、舞台挨拶の予定はございません。

キングレコードからの回答 より

一般の劇場公開とは異なる、DVD発売記念“イベント”でもあるわけだから、ちょっとした舞台挨拶ぐらいあってもいいと思うんだけどなぁ、残念。

上映時間については直接劇場にお問い合わせ下さい。と書かれていたので、シネマスクエアとうきゅうに電話で問い合わせてみた。

上映時間の詳細は現在決定しておりません。決定は4月に入ってからとなります。

シネマスクエアとうきゅうからの回答 より

レイトショーということで20時~21時ぐらいから始まるのは分かるが、詳細な開始時間は分からなかった。まだ決まっていないならいないで、ニュースページには“上映時間は現在決定しておりません”とでも書いて欲しいものだ。

StarChildの『エヴァ』公式ページにも上映決定について告知されていたが、コピーライト表示を間違えているようだ。

上映告知 キャプチャ画像
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』コピーライト表示間違え

「© GAINAX・カラー/EVA製作委員会」は、旧作『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』のコピーライトで、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では「© カラー・GAINAX」になったはずだ。コピーライト表示ってけっこう重要だと思うのだけれど、公式ページのくせにちょっとまずいのでは。

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特装版は4月25日、通常版は5月21日発売予定。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 全記録全集ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 全記録全集
『ヱヴァ新劇場版:序』の全てを網羅しているらしい。総監督・庵野秀明のインタビューも掲載!
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 アニメーション原画集ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 アニメーション原画集
表紙は作画監督・松原秀典による描き下ろし「綾波レイ」。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 オリジナルサウンドトラックヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 オリジナルサウンドトラック
庵野秀明が監修。宇多田ヒカルの主題歌も収録。
Shiro SAGISU Music from "EVANGELION: 1.0 YOU ARE (NOT) ALONE"Shiro SAGISU Music from "EVANGELION: 1.0 YOU ARE (NOT) ALONE"
鷺巣詩郎による『ヱヴァ新劇場版:序』楽曲集。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE 1ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE 1
ビジュアルストーリー、庵野秀明以外のスタッフインタビューなど。
アオイホノオ (1)アオイホノオ (1)
島本和彦の自伝的マンガ。若き日の庵野秀明、山賀博之らも登場。
天元突破グレンラガン (最終巻)天元突破グレンラガン (最終巻)
劇場版 第1弾『紅蓮篇』は9月6日公開予定。
天元突破グレンラガン [最終発掘完了編] FINAL DRILL天元突破グレンラガン [最終発掘完了編] FINAL DRILL
TVシリーズのビジュアルムック完結編。
宇宙戦艦ヤマト TV版 DVD-BOX宇宙戦艦ヤマト TV版 DVD-BOX
総監修は西崎義展、特典の1/700「ヤマト」プラモ監修は庵野秀明が担当。
新世紀エヴァンゲリオン 11巻新世紀エヴァンゲリオン 11巻
貞本エヴァ最新刊。読んでの感想
Comic 新現実 vol.5Comic 新現実 vol.5
貞本義行の単行本未収録2作を掲載。
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