少年エース 2007年3月号 感想: 序破急

少年エース 2007年3月号掲載 『新世紀エヴァンゲリオン』、『パズル』、『涼宮ハルヒの憂鬱』の感想

少年エース3月号を購入。「Fate/stay night」の海洋堂製フィギュアが付録。普段より100円程度高い、たった600円でフィギュア付きとは太っ腹。ゲームもやったことがないし、アニメも観ていないし、マンガも読んでいないから有り難味はあまり無いけれど。

今月号から、山田悠介原作の「パズル」が連載開始。ドラマとのタイアップ企画のようだ。最近、少年エースはそういった作品が多い気がする。

「新世紀エヴァンゲリオン」 STAGE.77 最後の敵・後編

記憶によれば、コミックス7巻に「覚醒・前編」、「覚醒・後編」という前後編があった。しかし前回のサブタイトルは「最後の敵」、今回が「最後の敵・後編」と、過去の前後編の例と異なる表記になっている。本来は前後編にする予定ではなく、作者側の何らかの理由により前後編にせざるを得なかったのではないだろうか。ページ数も11ページと、極端に少ない。「トップをねらえ2!」も終わり、安定した連載になると思っていたが甘かったかな。

やはり兵器群の描写が細かい。シンプルなコマ割りと擬音でありながら、戦略自衛隊の本部施設侵入、戦闘などの迫力と臨場感がよく出ている。しかしページ数も少なく、「THE END OF EVANGELION」との大きな相違点も見られないため、特に書くべきところが見当たらない。

通常のページ数になり、本格的に物語が動き始めるのを待つ。しかし、来月は休載らしい。

「パズル」 GAME.1

序盤数ページでエリート校の優等生クラスに於ける、生徒間の人間関係、生徒に圧力をかける“嫌な教師”の描写を入れ、物語の舞台を説明し、作品世界の“下地”を作っている。そして唐突に始まる、謎のグループによる人質を取った学校占拠事件。やや強引ではあるものの、不自然な流れではない。起こった事件のインパクトが若干薄いとも思う。

全体的にストーリー描写が冷めているように見える。作者が一歩引いた立場から描いているように見え、それゆえに感情移入しにくい部分がある。第1話の印象としては、やや読者を引き付けるものに欠ける気がする。事件の進展と共に、今後がどうなるのか。

「涼宮ハルヒの憂鬱」 第17話 ミステリックサインおかわり

珍しいオリジナルストーリー。やはり原作の筋書きをなぞるだけではなく、マンガ版オリジナルの展開もたまには必要。

ミステリックサインの後日談で、キョンの祖母が情報生命体に取り込まれてしまう話。キョンと妹が祖父母の家に帰省し、既に祖母が行方不明になっている。キョンと妹の会話が多い話であるため、キョンはともかくとして妹の名前が無いのは不自然であり、不便。

大した事件ではなかったが、キョンの目から入り込もうとする情報生命体を、長門が用意した“眼鏡”のブービートラップで捕まえたり、キョンに入り込む必要性の設定などの細かさが“読ませる”内容だったように思う。終盤の緊張感も良かった。

以下蛇足。扉絵と本編の絵を比較すると、まるで別人が描いているかのように違う気がする。本編の絵はどうも好きになれない。

「NHKにようこそ!」 第36話 パーティーにようこそ!

次号より最終プロジェクト始動! アオリより。ようやく、目茶苦茶なストーリーも収束を迎えるのだろうか。あまり期待はできなさそう。

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