2007年4月8日放送のTVアニメ『天元突破グレンラガン』第2話の感想
まず、“本当の主人公”は誰なのか。私自身も当初シモンが主人公だと思っていたし、公式サイトにもそのように書かれている。しかしながら、この物語の主人公はまだ明らかになっておらず、シモンよりはカミナがそれに近い存在ではないだろうか。第1話の段階からストーリー展開を牽引しているのはカミナだし、主人公という説明がなされているシモンだけでは到底物語は進まない。前回の粗筋紹介が入ったが、その冒頭部分でまだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語
地下の村で暮らすシモンとカミナとあったので、前述の一人の男
はシモンとカミナでは無いはずだ。だとすれば、カミナの子供の頃に地上に出た父親か、あるいはまだ登場してない人物か。
熱血漢ではない普通の少年が主役メカの操縦者となった場合、第1話では敵を爽快に撃破し、その次の戦いでは逃げる、というある種の王道があるように思うが、この作品もそれをきっちり守っている。無我夢中でメカを操縦して敵を撃破したものの、一転して次の戦いでは逃げてしまうシモン、それに対して戦うように促すカミナ。よく練っているようで台詞のテンポも良く格好良いのだが、あまり説得力の無い熱血台詞は段々とマンネリ化してくる感じがする。また、敵は日が昇ると現れ、日が沈むと去っていくという設定も、少々子供向け過ぎるとも思う。今後の夜襲などへの伏線であると予想することは出来るが。
限られた空間しか無い地下ではなく、広い広い地上に出たため、アクションシーンも本領発揮といった感じがする。巨大な敵と日々戦う生身の人間たちは、手にした銃で遠くから攻撃するため、どうしても目立ったアクションが無い。そんな中、カミナの運動能力は常人のそれでは無いと思うものの、操縦するメカが存在しない時点では、アクションシーンを盛り上げるための良いはったりになっている。シモンが操る主役メカ・ラガンに飛び乗るシーンは構図も良かった。
今回の話の締めは、父親と思われる人物の遺骨の前で、カミナが叫び声を上げるところ。幼い頃地上に出た際にカミナが見た父親のアクセサリーが回想に出てきて、それが伏線になっているとはいえ、遺骨の腕にある同じアクセサリーを見つけるシーンは少々唐突。そこまでの流れで不自然な点はあまり無かったが、今回観ていて、その部分だけが強引に思えた。
エンディングが短いのは第1話だけだったようだ。今回流れたエンディングが通常サイズらしい。前回のようにスタッフロールが下から上に流れるタイプではなかったので、じっくり観ることが出来た。
今石洋之氏が監督した「Re:キューティーハニー 天の巻」を思い出した。正直そんなに面白くはないので、お勧めは出来ない作品だが。
次々進行するメディアミックス展開が少々気に入らないが、次回も多分観ると思う。