新宿ロフトプラスワンのイベント「岡田斗司夫の『遺言』第二章」に行ってきた: 序破急

新宿ロフトプラスワンで2008年1月22日に開催された「岡田斗司夫の『遺言』第ニ章」のイベントレポート

新宿ロフトプラスワン「岡田斗司夫の『遺言』」

新宿ロフトプラスワンで行われた岡田斗司夫氏のトークイベント「岡田斗司夫の『遺言』第二章」に行ってきた。前回の「第一章」は昨年10月31日に開催されたが、残念ながら行けず。実はロフトプラスワンのトークイベントに行くのは初めて、生の岡田氏を見るのも初めてだ。

イベント名にある「遺言」とは、

 タイトルの「遺言」という意味は、「今回語ったらもう二度と語りたくないな」「最近、老人ボケでどんどん記憶が衰えてるから、そろそろ語らないと忘れてしまうな」というような意味です。

イベントの流れ より

とのこと。今のところ同人誌化する予定もないそうで、トークでしか聞けない貴重な話も多いみたい。3月18日に「BSアニメ夜話」で『トップをねらえ!』が取り上げられる際、話される予定の内容とも若干被っている部分があるそうで、そうだと思われる部分は今回紹介しない。

本来引用であるため、引用部分を示すblockquote要素で囲むべきなのだが、発言の趣旨は同じであるが実際の語り口調とは大きく異なるため、箇条書きで紹介する。また、トークを聴きながら取ったメモと自分の記憶を頼りに書いているため、多少の事実誤認、抜けている箇所があると思われるがご容赦を。

王立宇宙軍吹き替え版『王立宇宙軍』
『王立』その後・テレビシリーズ化の話
『王立』その後・劇場版の続編の話 (『蒼きウル』とは別)
機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックスガイナックス版『ガンダム』
トップをねらえ! Vol.1『トップをねらえ!』
『トップをねらえ!』のテーマ
『トップをねらえ!』その後
次回予告
終了後の質疑応答 (気になった内容のみ、『ガンダム』についてはほとんどなし)

たとえに出されたのは「赤塚不二夫」ではなく「藤子不二雄」だというご指摘を受け、修正。勘違いしていました。ありがとうございました。

以上。単なるメモに近いので、自分でも読みにくい。

終了予定の22時半まで予定が押しに押してしまい、用意されていたレジュメ6枚のうち、半分ぐらいしか消化できなかったそうだ。トーク終了後の質疑応答は23時過ぎまで続いた。

続きは次回、「岡田斗司夫の『遺言』第三章」は2月12日開催を予定。詳しくはロフトプラスワンの2月のスケジュールを参照。

関連項目というかおまけとして、『トップをねらえ!』発売当時のフィルムコミックに収録された岡田氏と庵野秀明氏の対談を紹介。

トップ見ずして何を見る!?
『トップをねらえ!』 フィルムコミック2 より

特に、これまで出ているガイナックスについて書かれた出版物、記事、インタビューにほとんど載っていない幻の『銀河空港』以下、『終わりなき戦い』、『湾岸戦隊トレンディー』、『ウィザード』など、聞いたこともないような作品名がずらずらと挙げられていくのに驚いた。『ナディア』のあと出て、立ち消えになった企画としては『蒼きウル』と『オリンピア』がやはり有名な訳だが、それ以外にも多くの作品が存在したことになる。また、あくまで予定だが『銀河空港』のパイロットフィルムも上映予定だとか。YouTubeにもある、以下のものと同じだろうか。

『Route20 銀河空港』パイロットフィルム
『Route20 銀河空港』

ガイナックスの隠された歴史については岡田氏が最も多く、よく語っていると思う。ガイナックスという会社組織を離れた人間だからこそ語れる部分というのもあるのかも知れない。トークイベントのみで同人誌化の予定もないそうなので、これは次回も行かないと。

あと、次回もしこういった形で書くとしたら、もうちょっと上手くまとめるようにしたい。

休憩時間中に撮影

いつまでもデブと思うなよいつまでもデブと思うなよ
ベストセラーとなった。
「世界征服」は可能か?「世界征服」は可能か?
マンガ、アニメなどの「世界征服」を考察。
プチクリ 好き=才能!プチクリ 好き=才能!
岡田氏が当時提唱していた「プチクリ」について。
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記事に対するコメント (8件)

  1. fuckui (投稿: 2008年01月25日 03時37分)

    貴重なレポート、ありがとうございます。そしてお疲れ様です。

    いやもうガイナックスファンにはタマランものがありますね。消え去っていった企画などは当時中枢にいた岡田氏のようなホントに限られたスタッフしか知り得なかったはず。それがこうして公に語られるイベントがある、と云う事実に思わず興奮してしまいます(仕事で参加出来なかった事を心底悔やまれます)。
    武田康廣氏の「のーてんき通信」とは異なる、岡田氏のガイナ退任までの話を(多少のフィルタリングはあるにせよ)岡田氏本人の口から語られる見解を個人的には是非聞きたいみたいところです。岡田氏からすれば余計なお世話でしょうが。

  2. ハイム (投稿: 2008年01月25日 21時39分)

    この度は、お手数とご迷惑をお掛けしました。コメントありがとうございます。

    現在のガイナックスとしては知られざる歴史のままであって欲しいのでしょうが、ファンとしてはそういう事こそ知りたいんですね。
    そして喋りが上手い(笑)。

    恐らく次回は『ナディア』の話からなので、順調に進行すれば武田氏の視点とは違ったガイナックス退任までについての話が聞けるかも知れません。『ナディア』から『エヴァ』の空白期間に上がった、『ウル』『オリンピア』よりも、さらに幻になってしまった作品群の話も楽しみです。

    2月1日からローソンでチケット発売らしいので、平日がですがお時間があれば是非!

  3. eg@端倉れんげ草 (投稿: 2008年02月06日 01時54分)

    ども。過去にエヴァ映画7回とか書いたものです(笑)。

    上記イベント、自分も行きました&おんなじ方式でレポも書きました。
    何人かでやれば相互補完できますね。人力テレコだ!(2008年なのに)
    で、メモを読み返しても分からん部分もあったのですが助かりました。
    こっちはメモベタ打ち/読みやすさ/誤字眼中なしですんでw。(ほぼ自分用なのです)

    ブログで過去の遺言1もレポってるんで参照して下さい。

  4. ハイム (投稿: 2008年02月06日 22時05分)

    こんばんは。ご無沙汰しています。

    私の方は文を変えてしまっているので、egさんのベタ打ちの方がその時の雰囲気が伝わってきますね。
    第一章は行けなかったので検索してレポートを探したのですが、偶然にもegさんのサイトを参照していました。ロフトプラスワンでのイベントレポートを多くまとめていらっしゃるんですね。

    第三章でも「人力テレコ」で相互補完しましょう(笑)。

  5. rinku (投稿: 2008年02月16日 18時27分)

    岡田氏についてはよく知らなかったのですが、元ガイナックス代表取締役社長でオタクの大王だったのですね。私は最近ニコニコ動画やYoutubeの影響でアニメを見始めたのでアニメお宅を目指しています。笑
    そんなわけでこのブログ様にもちょくちょく見に来ます。

  6. ハンガー (投稿: 2008年02月21日 17時37分)

    以前からサイト拝見させてもらってます
    この記事を読んだ時
    「『ナディア』はガイナックスクーデター事件。」
    と岡田氏が語っていた点がなんとなく気になっていたのですが、偶然見かけた山賀氏のインタビュー(インタビューはナディア終了直後のウル制作にとりかかったばかりの頃の物のようです)で
    「当分ガイナックススタッフ全員揃っての作品は無いのですか?」
    との問いに
    「ガイナックスのスタッフ全員とは捕らえ方によるからねえ。あと、『ナディア』が100本できたって俺には関係ないから。」
    と答えていたのを目にしました。
    この二つの事柄が関連しているように思えたのですが、どうでしょうか?(ナディアによって庵野氏と山賀氏の仲が悪くなったとか?)
    以上、気になったので質問してみました。

  7. ハイム (投稿: 2008年02月21日 19時23分)

    コメントありがとうございます。

    次回予告ということで『ナディア』はクーデター事件、と書いてしまったのですが、それについて「岡田斗司夫の『遺言』第三章」で語られたそうです。私は行けなかったのですが、検索すれば詳しく書かれたレポートがあります。

    クーデター事件というのは、当時の社長である岡田氏に無断で『ナディア』の企画を貞本・前田 両氏を中心に進めていた井上博明氏によるもので、岡田氏のトークイベントの他にも、武田氏の著書「のーてんき通信」にも書かれています。それらで語られているところによると、庵野 山賀 両氏はあまり関係がなかったみたいです。

    インタビューについてですが、“あと、『ナディア』が100本できたって~”という回答は、G.Pressのものだったと思いますが、特に深い意味はないと思いますよ。単に『ナディア』に山賀氏は一切関わっていなかったから出てきた発言ではないかと。
    今でこそ社長の山賀氏ですが、当時は恐らく平社員扱いでした。庵野班の仕事『ナディア』とは距離を置きつつ、自分は自分で『ウル』などの企画を進めていたから関係ないよ、というぐらいの意味だと思います。

  8. ハンガー (投稿: 2008年02月22日 12時35分)

    丁寧な説明ありがとうございます。
    『遺言』第三章のレポートをいくつか見てきましたが、ちょうどこのあたりの話が出ていて非常に参考になりました。
    山賀氏のインタビューは、広い意味ではナディアだってスタッフ全員参加じゃないんだよということで、苦言を呈するというニュアンスは得に無かったみたいですね。

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