宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX発売を皮切りに、各所で『宇宙戦艦ヤマト』の話題が出ているようだが、大のファンとして知られる庵野秀明氏もいくつかの雑誌に登場している。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に関する取材は一切受けない姿勢は変わらないようだが、関係のないところでは、むしろ最近積極的に出てきているように思える。
「YAMATO BLOG」で、週刊プレイボーイ 2月25日号とオトナファミ 2008 APRILにそれぞれ記事が掲載されることが告知されていたが、Hobby JAPAN 4月号で組まれたDVD-BOX 発売記念特集については、取りこぼしなのか、これから告知されるのか、現時点では告知されていなかったので紹介。
『ヤマト』が表紙のHobby JAPANを偶然目にして、もしやと思ってチェックしたら、庵野氏と原型師の真鍋正一氏の対談が掲載されていた。
30ページ以上の特集のうち、対談は3ページ。特に気になった部分を以下に引用。
HJ: 船体はヤマトでもいちばん解釈が分かれる難しいところです。拠り所はあったのでしょうか?
真鍋: 監督はアンソロジーコミック(「宇宙戦艦ヤマト遥かなる星イスカンダルコミックアンソロジー」のこと。'00年、スタジオDNA刊)で寄稿されていて、そのなかに「イ号潜水艦の様なフォルムを再現したヤマトの模型が無い」と書かれているんです。そのことがずっと引っかかっていて、実際に潜水艦関連の資料を集めたりもしていました。どういうことだろう? と。
HJ: 潜水艦のフォルムとは?
庵野: 宇宙空間が真空で、気圧のことを考えれば船体は丸いのが合理的です。船の意匠を取り入れつつも、丸い形状で、潜水艦みたいなかたちが船体に出てくる部分が「宇宙戦艦らしくていい」部分だと思うんです。ここを再現している立体物がそれまでほとんど無かったんです。
(以下省略)
Hobby JAPAN 2008年4月号 より
制作中のガレージキットやDVD-BOX初回特典のインジェクションキットは、庵野秀明の中にある「ヤマト」のイメージを立体化したものの、一つの答えだそうだ。庵野氏は自分の作品を形容して“自分が観たいものを作った”と言うが、この場合も“自分が欲しい立体物を作った”と言えるのではないだろうか。
対談中に語られている庵野氏が寄稿した「宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル コミックアンソロジー」中、該当部分は以下の通り。メインの寄稿文ではなく、一緒に掲載されたイラストの下に、ひとこと書かれていた。
伊号潜水艦みたいな艦体フォルムの立体物がいまだにないのが残念っス。
宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル コミックアンソロジー より
なお、アンソロジーコミックはまだ絶版になっていないようなので、Amazonでも買える。島本和彦氏、きお誠児氏、ときた洸一氏など7人のマンガ家が『ヤマト』第1シリーズのストーリーを順々に描いていくマンガと、庵野氏など7人によるイラストやとエッセイが掲載された、業界のファンが集まった“濃い”一冊となっている。
『ヤマト』とは無関係だが、Hobby JAPANの対談の終わりには(2月、スタジオカラーにて収録)
と書かれていた。カラーの取材はこれまで一切行われていないため、ファンとしてはこういう一文があるだけで、「そうか、この写真の背景に写っているのはカラー社内なのかぁ」などとけっこう興奮するものだ(笑)。
宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX 初回限定版- 初回特典は、総指揮・西崎義展、監修・庵野秀明による1/700「ヤマト」インジェクションキット
劇場版 宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス- 劇場長編5作品を収録
- 2008年02月26日 20:33
- 投稿者: Haimu

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