設立時よりガイナックス監査役を10数年務めた、宇宙軍大元帥こと野田昌宏さんが亡くなった
SF作家、翻訳家、「ひらけ!ポンキッキ」などを手がけたテレビプロデューサーとして知られる、宇宙軍大元帥こと野田昌宏氏が亡くなった。
「スターウォーズ」など海外SF小説の翻訳家で、「ひらけ!ポンキッキ」などを手がけた制作会社「日本テレワーク」元社長の野田昌宏(のだ・まさひろ<本名・宏一郎=こういちろう>)さんが6日、心不全のため死去した。74歳。
訃報:野田昌宏さん74歳 「スターウォーズ」を翻訳、「ポンキッキ」な人気番組制作も より
野田氏は、創立時から10数年間、ガイナックスの監査役を務めていたことはけっこう有名。武田康廣氏の著書『のーてんき通信』の巻末に掲載された人名辞典には、以下のように書かれている。
ファン活動の支援にも積極的で、武田らも大会の開催やゼネラルプロダクツの設立にあたってずいぶんお世話になった。実はガイナックス創立以来の監査役でもある。
のーてんき通信(武田康廣・著) より
また、人名辞典の他の項によると野田氏繋がりで、元副社長の井上博明氏がガイナックス設立に参加、元社長の澤村武伺氏がDAICON FILMに関わるようになったそうだ。
『のーてんき通信』が発売されたのは2002年で、人名辞典のプロフィールによれば野田氏はガイナックスの監査役だったようだ。その後、いつやめたかは分からないが、現在公表されているガイナックスの会社概要では、角川書店の安田猛氏、公認会計士と思われる村松光春氏になっている。
なお、野田氏が亡くなったことに関して、武田氏のブログに短いコメントが掲載された。
今朝、6時15分
僕たちにとって大恩ある、野田元帥が、74歳にて永眠された。
心より冥福をお祈りいたします。
訃報 より
『王立宇宙軍』公開前に、今は亡きアニメ誌「アニメック」上に、ガイナックスの登記簿と称される書類の一部が掲載されていた。代表取締役 岡田 斗司夫
の下に監査役 野田 昌宏
と書かれていることが分かる。


会社としてのガイナックスを考えると、監査役というものがどれほど通常の機能を果たしていたかは疑問がある。しかし立場上はある程度関わっていたのだろうから、創立時から初期、90年代はじめ頃の変革期、岡田氏の退社や脱税による澤村氏の逮捕など、あまり大っぴらには語られない黒歴史について、色々と知っていたんじゃないだろうか。武田氏は自身の著書『のーてんき通信』で、岡田氏は同人誌やトークイベント「岡田斗司夫の『遺言』」シリーズで、それぞれ黒歴史について語っているが、武田氏でも岡田氏でもない、第三者の視点による裏話が読めたかも知れない、あるいは聞けたかも知れないと思うと、非常に残念。
ご冥福をお祈りします。
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