新世紀エヴァンゲリオン PROJECT 【re】 第壱回: 序破急

庵野秀明、貞本義行、山賀博之の発言集、作品に関する資料などを掲載

ページ情報
月刊ニュータイプ 2003年2月号 より
タグ

「『エヴァ』リニューアル版DVD発売当時の連載コラム第1回。

「リニューアルプロジェクト」の全容をさぐる新企画がスタート!

庵野秀明と鶴巻和哉による新連載コラム&イラストも見逃せない

「音響のチカラ」

引き続き、「エヴァ」のリニューアル作業中です。本当は、今ごろ別の仕事が入る予定だったんですが、それが決まらなかったということは、この仕事をやれということなんだと思います。正直、こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。TVシリーズをやるのと変わらないです。手間ということでは、TVシリーズよりもかかっていると思います。違いといえば、アフレコをしないことくらいです。でも考えてみれば、アフレコもやっちゃってました。メインキャラでは追加はありませんが、周囲の人物たちのセリフを追加しています。3月くらいまでに終われば御の字だと思います。さて、今回のリニューアルで、画質以上に変わったのが音響です。今まではステレオでしたが、5.1chになりました。スピーカーの数だけなら3倍です。自分の家にもホームシアターがありますが、音の厚みや空間表現の情報量が増えて、全然違います。アニメは実写に比べると、絵の動きの情報量には限界があります。それをカバーするのが音です。効果音がなかったら、絵に描かれたものの質感は表わせません。“アニメは最終的には音である”と思っているくらいですが、これについて詳しくは次回にでも……。でも、音に対する自分のレベルはそんなに高くないということが、この間わかりました。「エヴァ」のDVDのサンプルを自宅でチェックしていたときのことです。左の音が全然聞こえてこないのです。ほかのハードだと問題がないので、自分のところのオーディオはおかしいのかなと思っていました。調べてみたら、コードが両方とも右につながっていました。今はちゃんと直したので大丈夫です。ただ、自分の作品で確認するまでは、洋画を何本も見ていたのに、左の音が出ていないとはわかりませんでした。自分の音に対する関心というのはその程度だということです。今回はこんなところです。ではでは。

前後の記事
<<
>>
タグ一覧

各記事の内容を示すキーワード

コメントの投稿

コメント投稿

トラックバックURI

http://johakyu.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/543


分類一覧
Powered by
Movable Type
Access Counter
累計:累計アクセス数
今日:今日のアクセス数
昨日:昨日のアクセス数