NAUSICAA INTERVIEW: 序破急

庵野秀明、貞本義行、山賀博之の発言集、作品に関する資料などを掲載

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ロマンアルバム・エクストラ61『風の谷のナウシカ』 より
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「宮崎さん」と呼んでいるのが新鮮。誤植なのか「庵野」のふりがなが「あんのう」になっていた。

「もう一度いっしょにお仕事したいですね。」

 ――庵野さんがナウシカをやるようになったきっかけはなんですか?

「ぼく自身、宮崎さんのファンで、どうしてもナウシカをやりたくて。『マクロス』の演出の高山(文彦)さんが昔トップ(クラフト)にいた方でデスクの酒井さんに紹介してもらったんです。で、オーディションを受けることになって原画とDAICON(注・第22回日本SF大会オープニングアニメ)のビデオを見てもらい、使ってもらえることになったんです

 ――庵野さんは巨神兵のシーンを担当されたと聞いたのですが。

「ええ。でも初めはBパートの頭の空中戦のコンテを見せられて『こういうのやりませんか?』っていう話だったんですけど、巨神兵のシーンをだれもやりたがらないっていうんでやってみないかという話になりまして、やらせていただけるんならなんでもやりますって感じで(笑)。宮崎さんは話術がうまいからいかにもおもしろそうに話すんですよ。まずレイアウト用紙にイメージイラストを描いて見せられて『巨神兵がドロドロと溶けながらゆっくりと動きつつ、あちこちから煙のような蒸気を出して2回ほど光線を吐く! バクハツもある!!』って、話だけ聞くと非常におもしろそうなんですね。で、やってみてから初めて『こ、こんなに大変なカットだったのか!』ってね(笑)。

 ――全部で何カットほど担当されたのですか?

「総カット数35カットだと思います。ラストの巨神兵のシーンと、風の谷の城で成長する巨神兵にクワトロが話しかけるシーンです」

 ――巨神兵のデザインはきまっていたのですか?

「いいえ。簡単なものはありましたが、最終的にはぼくがデザインしたという感じです。でも人物がダメで全部宮崎さんに『お願いします』って描いていただきました(笑)。きつかったけど、また宮崎さんといっしょに仕事をさせていただきたいです。あまりお役にたてなかったから……。でも宮崎さんから『もういいわい!』といわれるかも(笑)」

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