終幕について少し: 序破急

庵野秀明、貞本義行、山賀博之の発言集、作品に関する資料などを掲載

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CD『ふしぎの海のナディア Bye Bye Blue Water』 より
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 今回のアルバムは終幕ということで、オリジナルドラマと唄を組みとした「TVシリーズ」の隙間を埋める形で作って有ります。

 できることならもっと話数を重ねたかった旧ノーチラス号での話。ネモとガーゴイルの友情と決別。南の島でくりひろげられる思春期の男女の本来の姿。沈んだノーチラスクルーが、N-ノーチラス号に乗り込む時の話等、諸々の事情により、フィルムに出来なかった部分である。

 だがしかし、総じて歌はラブソング。ドラマは「ハレンチ学園」の様になってしまった。――反省しなくっちゃ。

 後半のA.D.シリーズは、「TVシリーズ」のエピローグの追加分です。全て電話という小道具を使った話にして有ります。

 ラストはナディア達の世界での西暦1991年の東京にしました。「ナディア」の世界を終息し、そこから決別するために、ドラマは伊藤ナディア嬢の一生の一大事についてちょっと触れています。

 ――そう、現実に生きていくというのはけっこう辛いものです。そして夢はいつか覚めてしまう。だが人間には最後に「希望」が与えられていることも忘れずに…。

 では、グッバイ、アディオス、さようなら。

'91年8月27日

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